前編 「声」
2007年 10月 29日
前編・後編に分けることにしましたよ。
それでははじまりはじまり。
日曜日、奥さんと買い物に行ったときのこと。
目的の買い物も済ませ、クルマに乗って帰り道。
奥:「(`ω´)んー、ケーキ食べたい。」
僕:「Σ(・ω・ノ)ノ ケーキ!?」
ウチの奥さんの前世はおっさん。(想像)
お酒も好きだし、記念日とかそういう細かいことは気にしない。
ケーキなんて女子供が食べるものより、
するめをプレゼントした方が喜ぶお人。
そんな奥さんがケーキとは…ッ!
やはり、妊娠すると変わりますなぁ。
妊娠すると食べ物の好みが変わると聞いたことありますが、
奥さんも例外ではなかったか。
まぁ、ケーキは僕も嫌いではない、むしろ好きなので
反対する理由などありません。
というわけで、あるケーキ店に寄りました。
各々好きなケーキを選んで、クルマに戻りました。
そのケーキ屋さんは某スーパーの目の前にある上に、
面した通りはただでさえ交通量も多く、
なかなかクルマが出せません。
クルマの前を白髪交じりのおばちゃん二人が横切ります。
おばちゃんと言うよりは、ばさま(おばあさん)かな。
ちゃんと通り過ぎてくれればいいんですが、
僕のクルマの目の前で立ち話。
どうやら目の前のスーパーに行くべく
通りのクルマが切れるのを待っている様子。
もうちょっとワキに寄ってくれれば、
僕のクルマもスッと出られるのに。
どうやら話に夢中で僕のクルマに気づいてない。
僕:「( ゚Д゚)邪魔だなぁ、このばさまたち。」
思わずそうボヤく僕。
奥:「(`ω´)そうさの。」
仕方ないので、クルマを動かして出やすい位置を模索します。
お、行けるかな?
そう思って出ようかと思った刹那、
「あ○%◇#!!」
女のひとの声で、まるで「あぶない!」と
叫んだかのような声が。
僕はびっくりして、思わずクルマを停止。
僕:「(゚Д゚;)何?どーしたの?」
奥:「(`ω´)?」
最初の「あ」の後は不明瞭で何と言ったのかはわからなかったですが、
声としてあまりにもハッキリ聞こえたので、
てっきり助手席に座った奥さんが言ったと思って聞いてみると
奥:「(`ω´)何言ってるの?あたし何も言ってないよ?
そもそもそんな声聞こえなかったけど…?」
え、奥さんじゃない?
しかもあれだけハッキリ聞こえたのに
奥さんには聞こえてない?
え?
(後編につづく)