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オタクリーマン“DiO”の奇妙な日常


by dio-w21
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ことばのキャッチボール

会話というのは、ことばのキャッチボールです。
相手の言ったことを受け止めて、それに対してのことばを
また相手に投げ返す。そんな美しいやりとりが会話です。

いや、そうだと今までは思っていました。
が、妻と妻の母(お義母さん)との会話を聞いていると
そんな概念がちっぽけなものであったことに気付かされます。
お互いがお互いの話を聞いていません。

お義母さん:「アンタ、こんなに寒いなんて聞いてなかったよ!」

妻:「だって昨日から急に寒くなったんだもん、
   アタシのせいじゃないってば!」

義:「寒いって聞いてたら、もっと暖かいコート持ってくるのに!」

妻:「だからママ、この前まであったかかったんだってば!」

義:「風邪でもひいたらどーすんの!」

妻:「あー、さくらキレイー。」

義:「帰ったらラーメン作ってやるから。
   圧力鍋で作るママのチャーシューおいしいよ?」

妻:「あ、見て!さくらの花びらすごい!」

義:「あー、寒いッ!」

妻:「買い物しに行かないと。」

義:「さくらキレイだねー、見てごらんホレ。」

妻:「ジロー(妻の家の犬)どうしてるべか。」

義:「ジロちゃん今頃さみしがってるね。」

(  ・  д  ・  )こんなの序の口です。
全くジャンルが違う話をお互いがしていることも多いです。
二人ともまったくかみ合わないまま会話は進みます。
お互いがお互いの言いたいことを言っているだけで、
相手がどう返してくるか、聞いているのかとかは問題ではありません。
唯一かみ合うのはジローの話題の時くらいかもしれません。
しかも、相手が話しているのをさえぎって話します。
相手の話を全く聞いていない証拠であります。
さらに、相手が話していればいるほどデカイ声で話します。
つまり、相手より大きな声で押し切るということです。
お互いがそんなことをやっているのだから、
二人は恐ろしくデカイ声でかみ合わない会話を続けます。
声がデカイ方が勝つ、そんな感じで。

( ´_ゝ`)二人の会話を聞いていると、はっきり申しまして
癒しとは正反対の方向の効果があります。
しかし、その嵐のような声の中全く動じない妻の父、お義父さん。
普段はその嵐の中平然として、二人の話に全く揺るぎません。
そして、「ねぇ、パパ?」とか話が振られたときのみ、
「そうだな。」とか言ってテキトーに相槌を打って流します。

すばらしい。
それはそうです。
この嵐の中を20年以上過ごしてきたわけです。
揺るがない、そして的確な切り抜け方をするお義父さんの姿を見て、
僕は身が引き締まる思いであります。
僕も是非見習わなくては。
いえ、必ず身につけなければならない能力なのです。
なぜなら、そうでなくては生き残れないのですから。(笑)

ちなみに、妻の家はあの「あたしンち」とかなり共通点が多いです。
特におかあさま。(笑)
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by dio-w21 | 2004-04-25 17:11 | 奥さん | Comments(0)