東北キャラバンレポート その2
2014年 08月 23日
というわけで浅虫でいっぱぁく!
実に良い旅館でした。
昭和の雰囲気を残した実に風情のある感じ。
そうそう、これこれ!という感じです。
ヤモくんもテンションが上がって、柱にてっぽうするくらい(笑)。
温泉も最高でした。
夕食は浴衣で下駄を履いて散策しつつ、近くの食堂へ。
事前調査によると焼き肉もやっている、
とのことだったので行ってみたのですが…
…開いてない。
電話してみると今から開ける、とのこと。
カラッ。
「………。」
ん!?何か今、戸が少し開いて、何かがチラっとのぞいた!?
でも、何もない。
入っていいのか!?
「ちわー…。」
入ると小汚い(失礼)食堂。
中にはこれまた随分なおばあちゃんが。
ほとんどしゃべらない上に、動きに力強さを感じない。
おそらくかなりのご高齢なのでしょう。
一同顔を見合わせ、心でみな一様に思いました。
「大丈夫か!?」
しばらく座っていたのですが、動きがない。
不安になりながらそわそわしていると、ようやく、
ばあさま:「…いらっしゃい…。」
よかった、とりあえず食べよう。
ちょっとアレだったら、少し食べてすぐ出ればいいや。
みっく:「えーと、じゃあこの倉石牛の…」
ば:「…ない。」
みっく:「え!?じゃ、じゃあ、このカルビの…。」
ば:「はい。」
みっく:「あとは…えーと、ミノ。」
ば:「…ない。」
うぐぅ!
他にもいくつか注文したのですが、無いものだらけです!
ば:「あした、仕入れるから…。」
いいよ、そんな情報!(笑)
次にばあさまは、目の前にある焼き肉コンロに火をつけようとします。
震える手でチャッカマンに火をつけます。
そして片手の指で押さえつつ、もう片方の手でガスの元栓を開きます。
すると…
火が消えます!(笑)
ばあさま、握力がアレすぎてチャッカマンのトリガーを維持できないのです。
何度も仕切りにやりますが、片手になった時点で
トリガーに負けて火が消える。
ガスだけが出続ける。
怖いよ!
不安だよ!
ばあさま、「おかしいわ」とばかりにチャッカマンを何度もカチカチ。
もちろんちゃんとつきます。
「なんでだべ…」と首をかしげますが、原因はただひとつ。
おばあちゃん!握力!
握力が足りないよ!
っていうか、大丈夫なのか!?
いつもやってることじゃないの!?
普段どうやって火をつけてるの!?
不安になったので、
「やりましょうか?」
と火をつけてあげました。
ホント、普段どうしてるんだろう…?
そんなこんなで何とか食べだしたのですが、
まあ、味は悪くありません。大丈夫です。
すると、ガラガラっと戸が開いて夫婦らしき二人組が。
「……。」
そちらを見ようともしない、というか
お客さんに微塵も気づかないばあさま。
そして見るからにあやしい店内(笑)。
でも、食べている我々。
明らかに混乱している様子です。
「…やってるんですか?」
不安そうにしばさんにたずねてきます。
しば:「もちろんです!」
あれこれと世話をやこうとするしばさん。
やるな、しばさん。
道連れを増やそうとしてるな(笑)!?
しかし、しばさんの健闘むなしく
何かを察した二人は、そのまま去っていきました。
去っていこうとする段になり、やっと気がつくばあさま。
ゆっくりと近づき二人の背中の近くまで来ました。
「……。」
しゃべれよ!(笑)
そのまま見送るばあさま。
何かに不安にさせるなぁ、もう。
お会計。
安い。男6人でしこたま食べて飲んでも15,000円いきません。
大丈夫か?
計算あってますか!?(笑)
店をあとにする我々。
おいしかったけど、なかなか不思議なお店でした。
これもまた旅の醍醐味。
その日は英気を養って、次の日へ備えます。
二日目は朝早く出発。
一路、下北半島へ!
(つづく)

