天然モノ ~そして伝説へ~
2012年 06月 30日
じょうたろうくんの幼稚園も例外ではなく、
奥さんもある係でがんばっています。
今の奥さんがやらされてる係は
とある事務関係のおしごと。
お金の計算から会議までなかなか大変です。
天然の見本みたいな奥さんからすると常人の3倍は大変です。
ある日のこと。
奥さんは、ある会議で使う『お茶』を買ってくる役目をさずかりました。
その会議は、幼稚園の関係者でややお偉方も出席するような会議。
ママ友:「きちこさん、会議で使うお茶買ってきてくれる?」
奥さん:「(` ω ´ )え?お茶?」
マ:「そう、ペットボトルの。」
奥:「(` ω ´ )普通のやつ買ってくればいいんだよね?」
マ:「いや、大きいやつ買ってきて。」
その時奥さんの脳裏には、あの2リットルの巨大なものが浮かびました。
奥:「(` ω ´ )おおきいほう?えーと、何本?」
マ:「んー、16人いるから16本。」
奥:「Σ(` ω ´;)じゅ、じゅうろく!?」
マ:「うん、16本。」
奥:「(` ω ´;)そんなにおっきいの要るかな!?」
マ:「うん、普通にみんなにそのくらい飲むよ。」
奥:「(` ω ´;)そ、そうなの?」
マ:「うん、机の上に置いておくからみんなそれぞれ勝手に飲むし。」
奥:「(` ω ´;)う、うん、わ、わかった…。でも余ったら…。」
マ:「余ったら冷蔵庫に入れるから大丈夫!」
奥:「そ、そうかな…予算は大丈夫?」
マ:「値段もそんなに変わんないから大丈夫よ。
重いけどお願いね。」
みなさん、おわかりですかな。
このママ友さんは、ペットボトルのやや大きめの方、
つまり500mlのものを想定しているのです。
でも、奥さんは大きい方、ということで
2リットルのものを想像してしまったのです。
その週の週末、奥さんは僕にお茶を買いにいくと言い出しました。
何気ない会話だったのですが、僕は聞きました。
僕:「(・ω・)お茶?ふーん。」
奥:「(` ω ´;)うん、あのペットボトルのおっきぃやつ、16本も。」
僕:「Σ(・ω・)そんなに?何すんの?」
奥:「(` ω ´;)幼稚園の会議用に買っていかなきゃいけないの。
信じられる?あのホラ、すごくおっきぃの16本もよ。」
僕:「(;´-`)2リットルのを?そんなに?」
奥:「(` ω ´;)うん、会議でえらいひとたちが飲むんだって。」
僕:「(;´-`)ちょっと待て。その会議何人来るんだ?」
奥:「(` ω ´;)16にん。」
僕:「(;゚Д゚)はい!?
16人で2リットル16本!?多すぎない!?」
奥:「(` ω ´;)でもさ、そのくらい飲むって言ってた。」
僕:「(;´-`)だって、普通2,3人で一本とかで十分でしょ?」
奥:「(` ω ´;)机の上に置いといて、みんなそれぞれ飲むんだって。」
僕:「(;゚Д゚)いやいやいや、ありえないよ!
しかも偉い人ってそこそこ年配のひととかもいるよね!?
それが会議でみんな机に座って
ひとりひとりの前に2リットルがあって、
それをそれぞれがドボドボ注いで飲むの!?会議でぇ!?
どんな会議だよ!!
異様すぎるでしょ!」
奥:「(` ω ´;)えー・・・あたしもおかしいとは思ったんだけど、
小さい方と大きい方どっちかって聞いたら大きい方だって…。」
僕:「(;゚Д゚)絶対何かおかしいって!そんな会議見たことないよ!」
奥:「(` ω ´;)でも、確かに…。」
この後、ママ友さんに確認した結果、
やはり500mlの方だということがわかり、事なきを得ました。
実に危ないところでした。
僕に何気なく聞いたりしなければ、
奥さんは2リットルを16本も買い込んで
幼稚園によろよろと持っていたに違いないのです。
そして、机の上に並ぶ2リットル×16本。
異様な光景です。
奥さんは伝説となったことでしょう(笑)。
確かに向こうのママ友さんの説明も少し足りなかったかもしれません。
でも、フツーの人なら
会議でお茶でひとりひとりに2リットルはありえない
という感覚が働き、小さい方じゃなく大きい方と言われれば、
280~350じゃなく500の方かな
という結論に達するはず。
それを素直に2リットルを想像してしまうところに
ド天然ここにあり、という気がします。
いやー、それにしても惜しかった…。
ぜひ2リットルを16本持っていって欲しかった。
そして、それを見たママ友さんの顔も見たかった。
奥:「(` ω ´;が2リットルを16本って聞いたときの
アンタの「はい!?」って言った顔が忘れられないわ…。
すごい顔したもの。
あの顔がなければあたし…!」
誰だってそんな顔するさ。
自分のリアクションがうらめしい(笑)。
のポーズはエスパー伊東に見習いましょう。
さすがです。見事です。私的にもぜひ、ひとり2リットルのペットを持って
言ってほしかったです。
例えば、「そ、そうかッ。熱中症対策かも!特にお年寄りは積極的に水分を取らせないといけないらしいし…。さすが、細かい配慮が行き届いているぜッ!」などと自らを納得させる説明を脳内で創り出す可能性があるッ!
いやぁ、「思い込む」という事は、何よりも「恐ろしい」事です、ネ。
でも、ほんの少し前は、会議の時の飲み物というと、自分たちで用意した麦茶、お茶、たまに出前のコーヒーだったりしたと思うんですがね…
まぁ、普通とか大きいだとかの表現で意思疎通を
図ろうとしたのが一因だろうけれど、個人の尺度だし
ね。容量を単位で聞けば間違わなかったんだろうが。
けど、もしやらかしていたら、あいつにはもう任せられ
ないな、と思われて軋轢が生じかねないからね。
ママさん社会では危機一髪だったと思うよ。
そういや、久しぶりかな。俺は変わらず。
「思い込む」という事は、何よりも「恐ろしい」。
最も最も最も最も恐ろしい。マギィーッ!
おや、お久しぶりです。
お変わりないようで何より、かな?