HIROSAKI JUNGLE その2
2012年 06月 17日
もう傘をさすこともやめ、走る。走る。
ピリカも走る。走る走る。
速い。
速いなんてもんじゃない。
さすが犬。
さすがウェルシュ・コーギー・ペンブローク。
だが、僕もなかなかどうしてたいしたもんです。
緊迫した状況も手伝って普段以上の力が出せているのか、
なかなかのスピードッ。
しかもかなりの距離を走り続けてもいつもみたいに疲れません。
それでも追いつけない。
やっといい距離まで詰めても、つかもうとする腕をすり抜けて
ひょいひょいかわされます。
すばしっこい上に重心が低すぎるッ。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、もともと牧畜犬。
足が短いのは、体高を低くするため。
家畜の蹴りが当たらないように低いのです。
家畜を追い回す必要があるため、運動能力も高く、スタミナもあります。
37歳へっぽこゲーマーに簡単に捕まるような犬種ではありません。
一度家に帰りたい。
準備を整えたい。
ちゃんとした靴。
おびき寄せるえさ。
いつもよろこんで入る携行用ハウス。
つないで歩くためのハーネスとリード。
でも、少しでも目を離すと見失ってしまう。
そして、ついにピリカは家の近所を抜け、交通量の多い車道へでます。
これも初めてのことです。
今までは、決して単独で車道へ出ようとはしませんでした。
まずい。
驚く歩行者。
それを見て、捕まえようとしてくれる女子中学生。
次々とスピードをゆるめる車。止まってくれる車。
避けてくれる車。
あたりは軽いパニックです。
その時思いました。
ああ、ピリカは今日死ぬかもな。
そう覚悟しました。
しばらく走っては、こちら振り返るピリカ。
ああ、これは見たことがある。

あれだ。
さっきまでやってたTOKYO JUNGLEのパッケージだ。
まさかリアルで同じ画を見ることになろうとは。
今も交通量はそこそこの道路ですが、
もう少し先まで進めば先ほど言っていた本当の大通りに出ます。
そこまで行ってしまったら、いよいよ終わり。
ピリカも死ぬかもしれないが、
捕まえようと夢中になってる自分も危ない。
覚悟と絶望を感じ始めたそのとき、
ピリカが道端のニオイをかぎ始めました。
バカめ!ついにスキを見せたなぺる井め!
身体をかがめて、豪雨と雷鳴にまぎれてにじりよる僕。
もう少し・・・!
もう少しでスタンド射程距離内だ・・・!
動くなよ・・・気づくなよ・・・!
・・・
・・・・・・・
いまだッ!!!
迫る腕。
気づくピリカ。

FINE HUNT!
ついにつかまえたぞ、このバカ犬め!
ざまぁみろ!!
しかし、ピリカはもがくこともせず、
僕の腕の中でただ黙っていました。
やっぱり怖くてパニックになっていたのか?
野郎、心配させやがって・・・。
しかし、やっとつかまえてみたものの、
家まではそこそこの距離があります。
この距離を10kgのずぶ濡れの毛玉を抱えてあるくのか・・・。
やっと家につきました。
もちろんずぶ濡れ。
走り続けて体力はボロボロ。
重いピリカを持ち続けて腕はパンパン
そして次の日起きたらひどい風邪ですよ、ええ。
ほんと大変でした。
でも、何とか無事でよかった。
それにしても買ってきたばかりのゲームとダブるようなことを
リアルで実際にやるとは夢にも思っていませんでした。
このくらいで死にそうになってる自分では、
TOKYO JUNGLEは生き残れませんな・・・(笑)。
(おわり)
でも、ぺる井さん、無事で良かった。
途中でちょっとヤバい結末なのかな?とか思って焦りましたよ。
「おれの負けだ…マジでビビッたよ。」……つうーーーっ、感じっスよお~~っ
しかし、ピリカ嬢は15kgもあるのですか。コーギーって可愛いイメージがあるのですが、あの毛の下には筋肉の塊が隠されているのか…?
10kgちょいだそうです。(15kg超はじょうたろうくんでした)
てへぺろ。
ごめんなさい。まちがっちゃってたァー!
オーノー信じらんねー!何考えてんだこのヲタ!!
というわけで、お詫びして訂正いたします。
無事つかまえてめでたし、ならいい話みたいな感じですが、
その後の風邪が・・・!げほげほ。
うちのワンコは約6kgですが、抱えて散歩したとき辛かった…
>無事つかまえてめでたし、ならいい話みたいな感じですが、
>その後の風邪が・・・!げほげほ。
これですよ これ! これこそ青春のイメージ!
だと思うのであります。

