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オタクリーマン“DiO”の奇妙な日常


by dio-w21
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前編 「声」

今日のお話は書いてみたら異常に長くなったので
前編・後編に分けることにしましたよ。
それでははじまりはじまり。

日曜日、奥さんと買い物に行ったときのこと。

目的の買い物も済ませ、クルマに乗って帰り道。


奥:「(`ω´)んー、ケーキ食べたい。」


僕:「Σ(・ω・ノ)ノ ケーキ!?」


ウチの奥さんの前世はおっさん。(想像)
お酒も好きだし、記念日とかそういう細かいことは気にしない。
ケーキなんて女子供が食べるものより、
するめをプレゼントした方が喜ぶお人。



そんな奥さんがケーキとは…ッ!



やはり、妊娠すると変わりますなぁ。
妊娠すると食べ物の好みが変わると聞いたことありますが、
奥さんも例外ではなかったか。

まぁ、ケーキは僕も嫌いではない、むしろ好きなので
反対する理由などありません。

というわけで、あるケーキ店に寄りました。

各々好きなケーキを選んで、クルマに戻りました。
そのケーキ屋さんは某スーパーの目の前にある上に、
面した通りはただでさえ交通量も多く、
なかなかクルマが出せません。

クルマの前を白髪交じりのおばちゃん二人が横切ります。
おばちゃんと言うよりは、ばさま(おばあさん)かな。

ちゃんと通り過ぎてくれればいいんですが、
僕のクルマの目の前で立ち話。
どうやら目の前のスーパーに行くべく
通りのクルマが切れるのを待っている様子。

もうちょっとワキに寄ってくれれば、
僕のクルマもスッと出られるのに。
どうやら話に夢中で僕のクルマに気づいてない。


僕:「( ゚Д゚)邪魔だなぁ、このばさまたち。」


思わずそうボヤく僕。


奥:「(`ω´)そうさの。」


仕方ないので、クルマを動かして出やすい位置を模索します。


お、行けるかな?


そう思って出ようかと思った刹那、




「あ○%◇#!!」



女のひとの声で、まるで「あぶない!」と
叫んだかのような声が。


僕はびっくりして、思わずクルマを停止。


僕:「(゚Д゚;)何?どーしたの?」


奥:「(`ω´)?」


最初の「あ」の後は不明瞭で何と言ったのかはわからなかったですが、
声としてあまりにもハッキリ聞こえたので、
てっきり助手席に座った奥さんが言ったと思って聞いてみると


奥:「(`ω´)何言ってるの?あたし何も言ってないよ?
  そもそもそんな声聞こえなかったけど…?」


え、奥さんじゃない?

しかもあれだけハッキリ聞こえたのに
奥さんには聞こえてない?



え?



後編につづく
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by dio-w21 | 2007-10-29 20:06 | 少し不思議なor怖いお話 | Comments(0)