宿命(前編)
2004年 06月 15日
どこにでもそんなひとはいるもんです。
僕と友人Hも運が悪いです。
それもかなり。
そのことを他の友人に言うと、
「そんなの思い込みだよ~。」
とか言いやがりますが、彼らはちーっともわかっちゃいません。
アナタたちが考えてるような被害妄想的なものじゃないのです。
僕はもともとあまり運がいい方ではないとは思っていましたが、
大学2年目のあたりが一番やばかったですね。
年齢的には21歳くらいでしょうか。
やることなすこと全て裏目に出ていました。
大学の留年もこの頃でしたし。
(今では留年は逆にラッキーだったと思っていますが)
ちなみに骨にヒビも入れました。
集中的に自転車がパンクした時期でしたし、
挙げるとキリがありません。
例えば映画を観に行ってポスターを買っての帰り道、
「今年は運が悪いからなあ。このポスター無事に
ウチまで持っていけないんじゃないだろうか?」
と自転車をこぎながら思っていたまさにその数秒後、
猛スピードで女の人が僕の自転車に突っ込んできました。
僕は当然吹っ飛んでしまったのですが、
横にはぐしゃぐしゃになったポスターが転がっていました。
「あー、やっぱりね・・・(・ω・;)」
彼女はご丁寧にもポスターを抱えていた側から突っ込んできたのです。
彼女は平謝りに謝っていましたが、あまりの出来事に逆に笑えたので、
全く腹も立たなかったのを覚えています。
たぶんあなたのせいじゃないよ、と。(笑)
そんな基本的に運が悪い僕ですが、
僕の実力を遥かに凌駕する人物が現れました。
丁度その頃から仲良くなりはじめた友人Hです。
彼の名誉のためにもあまり詳しくは書きませんが、
常人では体験できるハズのない不運な出来事を
常に体験しているような人物でした。
骨折、盗難、病気、その他自転車のパンク等々
日常的な細かいことまで基本的には悪い方に結果が出ます。
さすがの僕もかなわないと思いましたね、彼には。
まさか僕より上の人がいるなんて。(笑)
群集の中に落雷したら、ドンピシャリと当たる自信はありましたが
彼と一緒にいたら助かる気がするほどでした。
考えすぎというアナタ。
アナタの知らない世界がここにはあるのです。(キッパリ)
続く