弾が飛び交う戦場
2006年 10月 18日
その弘前公園には樹木も多くていろんな生き物がいるんですが、
歓迎される生き物ばかりではありません。
困ったものにカラスの大群があります。
特に夕方5~6時頃の薄暮時にはそれはもうどこから来たんだと
言いたくなるような大軍が主に公園の南東側に集まります。
公園のお堀の周辺の樹、お堀の周辺の電線に飛来して
これでもかと密集してガァガァ鳴いています。
一斉に飛び立ち空を覆いつくす様はヒッチコックの映画のよう。
んで、たまに用事があったときに
この公園の南東側を通ることがあるのですが、
これが怖い。
何が怖いって『ふん』ですよ。
歩道の上にはおびただしい数の着弾跡(笑)が。
頭上をカラスたちが通ったり、
また、頭上の樹の枝や電線に大量にとまっているところを
歩いているとなんていうか生きた心地がしない。
しかも、歩いているとたまに自分の背後で
…べちっ!
と何か液状のものが落ちる音がします。
なんだかちょっぴり戦場にいるひとの気持ちがわかる気がする。
自分の周りには無数の銃痕。
その中を歩いていると自分のすぐ横に着弾。
この辺りを歩くたびに
「ああ、やっぱり迂回すればよかった。」
と後悔するんですが、ついつい近いので歩いちゃうんだよなー。
「そうそう、当たるものではないッ!」
とか
「当たらなければどうということはないッ!」
と自分に言い聞かせ歩く。
いつか自分が被弾しそうで怖いです。
「そこっ!」
と言って身をかわせるならいいんですが、ね(笑)。