野良犬のストラット(わかるひといるかな?)
2006年 10月 03日
(昨日のつづき)
我ら夫婦の希望はウェルシュ・コーギーでした。
ホントは真っ白い犬(紀州犬?)にも興味があったのですが、
室内で飼うのが主になると思われたので、
小型犬~小さめの中型犬で室内犬に向いている犬種で、
何より、奥さんはずっと前からコーギーが飼いたかった。
そして僕はビバップのアインが好きだ(笑)。
というわけで、様々な条件をクリアするのがコーギーだったのです。
そして、気性があまり激しくないメスというのが条件。
できればもちろん顔がかわいい犬がいい。
全ての条件を満たす犬というのは
やはり地方都市ですとなかなか見つかりません。
ましてや、相手は生き物ですから在庫も簡単にはいきません。
というわけで、ネットでの通信販売を試みました。
ライブカメラで現在の仔犬の様子を見られて、
しかも値段が安いという埼玉のペットショップにいたコーギーに決めました。
仔犬はペットショップが指定する運送会社の
最寄の支店まで運ばれてくるというシステムだったのですが、
青森県に住む僕らにとっての最寄は岩手県の盛岡支店。
僕と奥さんは気合を入れて、その運送日に仕事を休んで
ドライブコースなどを計画してもうワクワクでした。
特に奥さんのテンションは最高潮に達し、
仕事でイヤなことがあっても
奥:「(;`ω´)あと2日我慢すればコーギーに会えるから!」
と、お正月を待つ子供のような気持ちで乗り切っていたのです。
奥さんはすっかり舞い上がってしまい、
迎えに行く日が近づくにつれ、ワクワクしすぎて眠れない状態。
遠足の前の日の小学生か!(笑)
ところが、2日前にペットショップから電話が。
コーギーが風邪を引いたというのです。
ただでさえ、仔犬にとって環境の変化はストレス。
ましてや短い時間ではありますが、トラックで運ばれてきます。
仔犬の身体のためにも、そしてペットショップ側としても、
お客様に風邪の仔犬を渡していきなり手を
煩わせるというのも忍びないということで、
引渡しの日は延期となりました。
そのときの奥さんの落胆っぷりといったらすごかったですよ。
その話を聞く前までは僕が引いてしまうくらいのハイテンションだったのに
それはもうガックリと肩を落として
ゾンビのような顔をしていました。
奥:「(゚Д゚) けいしんめ…!」
※けいしんとはペットショップのオーナーの下の名前
と呼び捨てにするにとどまらず、
もう逆恨みする勢いでイライラ。
ってかあたられる僕が大変でしたよ…。(泣きながら)
そして、風邪が治るタイミングをある程度予想して
引渡し予定日が次の週に変更になりました。
ペットショップの“けいしん”さんからの電話で、
「一応、前日に獣医さんに診てもらって確認してから手続きしますね。
もうたぶん大丈夫だと思うんですが、一応の確認をしますので。
確認後、運送の手続きをしましたらまたご連絡します。」
という電話が前々日にありました。
つまりもうほぼ確定の連絡というわけです。
再び奥さんのテンションは最高潮に達しました。
しかし、その次の日、つまり引き渡し予定日の前日の午後、
再びあった電話は
「もう元気ですので運送の手続きをして参りました」
という電話ではなかったのです。
ぺ:「獣医さんに行って参りました。」
僕:「( ´-`)あ、そうですか。」
ぺ:「あの…たいへん申しあげにくいのですが…。」
僕:「(;´-`)え?」
ぺ:「実は獣医さんに診てもらったところ、風邪はもう大丈夫だったのですが…」
僕:「(;´-`)…(ゴクリ!)」
(つづく)