ドラバラ鈴井の巣
2006年 05月 24日
水曜どうでしょうが全国的に有名になりつつある昨今。
にわかどうでしょうファン、そしてにわか大泉洋ファンが多い中、
にわかなファンでは知らない、そして見たとしても
それをおもしろいと思うかどうかわからない。
そんなディープな番組。
それがドラバラ鈴井の巣です。
オフィスキューやチームナックスと聞いて何それ?と思った時点で
そんなアナタは今日の日記置いてけぼり。
そして今日はちょっと長いよ?
では、まず基礎知識から。
水曜どうでしょうで一気に有名になった大泉洋。
彼の事務所はオフィスキューという会社。
ちなみにその社長さんこそミスターこと鈴井さん。
んで、大泉洋の大学時代からの仲間で
現在も演劇活動をしているチームナックス。
彼ら全員同じくオフィスキューのメンバーでもあり、
水曜どうでしょうにもOnちゃんことヤスケン(安田顕)をはじめとして
出演しているので名前は知らなくても
どうでしょうを全て見たことがあるなら
マスクで顔は見えなくても(笑)、姿は見たことがあるハズ。
ドラバラ鈴井の巣はそのオフィスキューの面々が出演し、
HTBで放送されているバラエティ番組。
“ドラ”はドラマのドラ、“バラ”はバラエティのバラ。
彼らが企画、出演したドラマをそのドラマ本編だけではなく
制作の裏側等も全て見せてバラエティ番組の要素を
持たせたある意味画期的な番組なのです。
ただ、なのでドラマ自体は通常のドラマとは違って
ちょっと内輪でおふざけ的な要素も多いのです。
なので、大泉洋、ミスター、ヤスケン程度しか知らないようでは
「誰なの?このひとたち?」みたいな感覚になるため、
おもしろさが激減します。
「あ、この人今回こんな役なんだ(笑)。」
みたいな見方をしないと見ててちょっとツラいかもしれませんね。
僕が思うに「オクラホマ」と聞いて「あー、あのひとたちね。」くらいの
レベルの人が推奨なんじゃないですかねぇ。
さて、今まで見たドラバラシリーズ5作品の感想を簡単に。
○『ホワイトストーンズ』シリーズ
このホワイトストーンズは全部で3シリーズありまして、
札幌市の白石区(白石だからホワイトストーン)だけを守るという
へっぽこな戦士を描いた作品。
脚本はミスターが手がけていてバカバカしさ大爆発です。
まず、白石区がわからないとおもしろくないかと。
白石区という名前だけではなく、白石区の各地名も随所に登場し、
まず主人公3人の名前が本郷、北郷、南郷。
僕が想像するに仮面ライダーの主人公が本郷なので、
白石区の地名“本郷”にかけて変身モノにしたんでしょうな。
僕は幸いにして学生時代短い時間ながら白石区民だったこともありますし、
(菊水に住んでたことがあります)
僕は地元民とまでは行きませんけど、札幌暮らしも長いので
細かいところもある程度わかりますから
かなりローカルなネタも楽しめました。
そういう意味では先ほど言った出演陣全てを
知っているという条件だけではなく、
札幌のローカルネタも知っていないと完全に楽しめない
ある意味ちょっとレベルが高い(?)作品と言えましょう。
○マッスルボディは傷つかない
平成の怪物ヤスケンが脚本を手がけた良くも悪くも問題作(笑)。
歴代のドラバラシリーズの中でも屈指の低視聴率を誇ったと言います。
ネタはボディビルが中心で、ヤスケンが常に裸になります。
ヤスケンが裸になるのはこの作品だけではないのですが、
どうでしょうではOnちゃんという愛くるしい格好で出ることが多く、
また、他出演陣に比べ控えめだった姿しか知らないひとは、
間違いなくドラバラシリーズ、そして中でもこのマッスルボディを見て
ヤスケンの真の姿を知ることになるでしょう。
ヤスケンは知る人ぞ知る変態さんで(笑)、
常に脱ぎたがるひとです。
ある意味その魅力が爆発なのですが、
ただでさえ“筋肉”がモリモリ登場してマニアックな映像ばかりなので
ヤスケンの変態パワーに食欲をなくすひとが多かったと思われます。
事実、ウチの奥さんもこの作品を見て
ヤスケンが大キライになったと言ってますので、
低視聴率だったのもある意味うなずけるというもの。
しかし、その辺の許容力があるとかなり笑える作品ですので
一部の層には絶大な人気を誇ると言います。
僕的にもホワイトストーンズよりもおもしろいと思ってますし、
まさに客を選ぶ通好みの作品と言えましょう(笑)。
○山田家の人々
脚本は大泉洋。
まさに天才大泉洋のセンスが爆発した作品。
ドラマ自体だけでかなりおもしろい。
笑えるだけではなく最後にホロリと来させるすばらしい出来。
内容は大泉洋の半自伝的作品で、
山田家というある家庭のほのぼのとした話が中心です。
また、各ドラバラでも大泉洋はすばらしい歌を作詞・作曲しているのですが
このドラマ中の歌『君には』は恐ろしくイイ歌です。
全国発売すべきだったと思います。それくらいイイ歌。
上でも述べた通り、ドラマ的にもよくできてますし、
バラ部分ももちろんおもしろいので、
全体のバランスも良く、初心者の方にはオススメの作品です。
んで、このドラバラシリーズはTV放送時はドラマ1話と
それに対応するバラエティ部分で構成されていましたが、
DVDではドラDiskとバラDiskに分かれていて
それが長所であり短所になっています。
バラ部分がかなり笑えて楽しいのですが
やはりドラ部分を見ないとおもしろさが半減します。
ところがドラDiskを全て見てからということになりますと
ドラの途中で飽きて挫折してしまう可能性が高い。
もちろんドラマを全て通しで見られて
ブツ切りで見ない分ドラマとしての完成度は上がるのですが
初心者はドラを少し我慢してバラを見るという
放送時の構成の方がベストだと思います。
さて、今まで述べたのはあくまで僕の感想。
やや独断と偏見による部分もあるかとは思いますが、
その辺はご了承を。
わかるひとにはかなりおもしろいドラバラ。
どうでしょうシリーズを全て見てしまって
刺激に飢えてるなら挑戦してみてはいかがでしょう?( ̄▽ ̄)
補足:『水曜天幕團』というのもおもしろいですよ。
また長くなるのでここでは書きませんが
興味があるひとは調べてみてくださいな。
(もし万が一、要望があれば書くかもしれませんが)
水曜どうでしょうが好きなひとなら見たことなくても
存在は知ってるという人が結構いるハズ。
全国のローソンで売ってますし。
本来、北海道だけのローカル番組でまさに無名だったんですがねー。
ちなみにきちこが照れてるのは
ヤスケンをライバル視してるからですよ、きっと。(違
DVD貸した甲斐がありました。
現在ローソンにて第6弾「VS企画」が予約中です!ぜひご予約を!
いや、貸してほしいと言われれば喜んで貸しますが。
大泉さんカンヌに行ってたんで(ブレイブストーリー関連)、
次回のサンサンでカンヌ裏話聞けますよぉ。
カンヌでウエンツと一緒にすべってきたらしいじゃないの?(笑)
水どうじゃない、しかし水どうのメンバーが出ているぽい、
しかし(やや)真面目なドラマが放映された週がありました。
その時に初めて水どうのメンバーが同じ劇団のメンバーだと知った次第でございますw
そのドラマは
一同が旅行に行って、帰ってきた後に不思議な事が起こるのですが、
大泉さん(の役)が実は既にその旅行中に亡くなっていた、というストーリーでした。
tvkでは水どうの番外編みたいな扱いで流されていたのですが
あれも↑の流れの企画、もしくは一部だったんですかねぇw
ちなみに新聞のラテ欄には「11:00◇どう◇横浜◇天気◇」
「どう」って何がなんだかw
それはドラバラとはまた違う流れですね。
水曜どうでしょうがちょっと休んでいた時期があって
そのときに作ったドラマですね。
実はそのドラマは『実体験』を元に描かれております。
どうでしょうで四国を回る企画があったと思うけど、
そのときに水どうメンバーが実際に体験した恐ろしげな
出来事が元ネタなんですねー。(←オタク)
あ、今度これネタにしようかな。
また極一部のひとしかついてこないと思うけど。(汗)
ちなみに『どうでしょうリターンズ』は新聞には
「どうでR」なってました。(笑)