野田村のお話【余談】
2011年 07月 23日
やっぱりちょっと書いておこうかな、くらいのお話。
あらかじめ言っておきます。
おばけなんてないさ。
おばけなんてうそさ。
きっと気のせいなんです。
そう、きっとみんな僕の妄想なんだ!
では、はじめましょう。
今回の派遣。
実はあまり気が進みませんでした。
その理由はふたつ。
ひとつめは、前にもチラリと日記に書きましたが、
僕にはどうも“あちら側のひとたち”に好かれるタイプのようなので、
多くの方がお亡くなりになった場所にはあまり行きたくないのです。
地元のひとが話してくれたんですが、
野田村ではおよそ40人弱の方がお亡くなりになったそうです。
そのうちの半分は、村外のひと。
海岸線の道路を走っていて、そのまま津波に巻き込まれ、
村の中まで流されて、そのまま町並みとともに・・・的な。
派遣されて二日目。
一緒に派遣されていたひとと共に、村内の被害地区を視察してみることにしました。
遠くから見ると原野にしか見えない広い地区も、
クルマで近づくにつれ、家の土台なんかが見えてきたりして
「ああ、ここは確かに町並みだったんだな」
と否が応にも感じさせます。
そして、そのままクルマを走らせていたときのこと。
被害地区の真ん中あたりに差し掛かったときでしょうか。
なんていうんでしょうね、アレ。
空気?
クルマの進行方向からみて右側が被害地区なんですが、
その右側の空気が動いてこっちを向く感じ。
いっせいに。
もちろん気のせいですよ。
やだなぁ。
うん、気のせい。
でもね、あれはね。
いるね。きっと。
なんかかなりの視線を感じました。
複数の。
なんていうか、そのときは、
あ、いかん、気付かれた・・・って自然に思いましたね。
僕:「え、えーと、あっちの方から抜けましょうか。」
運転していたのは僕だったので、さりげなくハンドルを切って被害地区から離れました。
いやー、あんな感じは初めて。
いや、でもきっと気のせいです。
そんな非科学的なことあるわけない。
うんうん。
派遣に気が進まなかった理由その2。
じょうたろうくんがね、派遣の日が近づくにつれて
僕や奥さんに変なことを言うようになりましてね。
じょ:「(・ω・)じょーたん(自称)ねー、へんなゆめみたんだー。」
僕:「( ´-`)あらあら、どんなゆめなの?」
じょ:「(・ω・)ぱぱがねー。ほねになるの。」
Σ(;´-`)ちょ・・・!
じょうたろうくん。
やめて!!(泣)
なんか2,3回言ってました。
じょうたろうくんが、何でそんなことを言い出したのかは謎ですが、
今回の派遣でオイラ死ぬのか!?って少しビクビクしてました。
津波とか地震とか関係なしに。事故とか。
奥さんには、「僕に何かあったら、このネタをブログにアップするんだ!」
なんてイヤな汗をかきつつ冗談まじりに言ってました。
奥さんもかなり嫌がってた。
じょうたろうくんがそんなこと言うたびに
奥:「(` ω ´;)やめなさい!そんなこと言わないの!」
と本気でじょうたろうくんに言ってたもの(苦笑)
あ、そうそう。
これとは関係ないんでしょうけど、
行く途中で、事故りたてほやほやのは見ました。
道路標識にがっつり突き刺さって、レスキュー的なひとたちがなんかやってた。
こわー。
おかげさまで無事帰って来られましたが、
ほんといろんな意味で人生考えさせられましたよ、今回。
じょうたろうくんたら・・・!
私は全く感じない人なので助かります。同様に、被災地を回った時は
独りで・・・チャリンコででしたから、感じる人であれば大変な状況になっ
ていたかも・・・。中心地・・・うーーーむ全く感じなかったなぁ・・・。
さすがは公務員。
心霊現象の類は、いまだに根強い人気だ。
いい大人でも、いまだにおばけとかを怖がる
ヤツがいるw
まぁ、このての話に対して、頑なに否定
するのも大人気ないな、とも思うけれど、
無いだろうな。
しかし、骨になる予言は、いつかは当たる。
直ぐでなくて良かったw
さすがは時代の先を行く公務員。
時代がきゃみさんに追いついて無いのかも知れないですな。
いつかはそういう物が科学的に証明・・・否定されるかも知れませんがw
あ、そのアレを感じるたぐいの直感は大切にした方が良いみたいですよ。
知り合いのお坊さんに言われたことあります♪
「この先行きたくないなー」と思ったらいかない。
「なんかやな感じだなー」と思ったらやめとく。
そういうレベルの話ですがw